最後に自分を守るのは自分だけだという話です。

 皆さんは上司から「始めからダメだと決めつけずにとりあえずは申請あげてよ」と言われることはありませんか?

 これは結構あるあるだと思います。それにそんな風に言われるとついつい期待してしまいますよね。ただ、これは結果的にトラップになることも少なくありません。

 具体例をあげると「学会の雑誌に広告掲載を依頼された」とか「返品を受けてほしい」というのがこれにあたります。

 前者の時は「どうせダメだろうから上司からNoの返事をもらってそのまま依頼主に戻せばお仕事完了!」のノリで報告すると「一応、支店長に相談するから詳細を教えて」と返答されました。「え?ウチが学会誌に広告掲載なんてしてくれるの?」と心の底でワクワクしながら情報を伝えるわけです。

 すると翌日に上司から連絡です。「あの広告の件、ダメだったよ」と。何だよ期待させて、と思わないことはないですが元々駄目だとの認識でいたのでそれほどのダメージではありません。ただ次に上司が発したのが『ちょっと支店長が怒ってるね。「これまで広告掲載なんて受けたこともないのに、どうして今回は許可されると思ったのか。会社の状況が見えてないのではないか」と言ってんだよね。』という言葉です。はあ⁉︎私の無理だというスタンスを崩したのはあなたですよね!そのせいで支店長が私をそんな目で見るようになったら最悪じゃないですか。  

 後者の場合も『卸さんに「上司に確認する」と言った手前の相談であって、実際は揉み消していいレベル』なのに暴走した上司が卸担当にお願いしてみると言い出すのです。

 数日経って言われるのは『返品は無理だよ。支店長も言ってたよ。「ウチの会社なんて返品受け取るわけないじゃないか。どうして知らないの?」って』というお前が悪い的な発言です。

 最初はこれらのことって誰かが悪いわけじゃないのです。でも最後にはMRが痛い目に遭うだけです。それなら最初から上司に相談しないという選択肢が最高です。下手に上に持ってかれて低評価をつけられるなんて無理すぎます。

 考えるときは考えないといけませんね。

 2026年12月31日まであと2,226日。評価が下がりそうな案件とは距離を取る。これが最高のようですね。